パソコン上で使えるソフト・アプリの種類の解説

Posted on 2024年02月27日 (火) in 一般

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目次

始めに

「パソコンでソフト・アプリを使えるようにしてください」と言われると、何を想像するでしょうか?

スマホではストアを開いてアプリをダウンロードするだけですが、パソコンでは自由度が高い分色々な種類のソフト・アプリがあり、その種類によって導入方法がや管理方法が変わります。

そのため「便利にするためにツールを使いたいけど、導入方法がわからない」「説明を読んで導入したけど、どう管理するのかわからない」と思う人は比較的多いと思います。

そこで今回はパソコン(Windows)で使えるソフトの種類 5 つを紹介していきます。

もしこのペーと同じ内容について前に作った動画での解説もあるので、そちらも見てみてください。

インストールタイプ

このタイプは、「インターネットからダウンロードしたソフトをパソコンに登録する」タイプです。

このソフトをパソコンに登録する作業のことを「インストール」と呼びます。

このようにソフトを導入するために必要な「インストーラー」と呼ばれるものをダウンロードし、そのインストーラーを使ってパソコンに登録するのが導入方法です。

インストーラーはマウスでダブルクリックすれば起動し、出てくる説明通りに設定をすれば簡単に登録ができます。

インストール図

特徴

  • 導入が簡単

  • パソコンに登録されるため、ソフトを検索できる(自分で管理が不要)

  • 大体は半自動でアップデートできる

  • 有名なソフトは大体このタイプ
    (Office や Chrome や Adobe など)

  • 削除するときは、ソフトの削除機能を使うか、Windows の削除機能を使うしかない
    (アイコンを消してもパソコンからソフトは無くなっていないため注意)

ポータブルタイプ

このタイプは、「インターネットからダウンロードしたソフトを登録せずそのまま使う」タイプです。

インストール対応とは異なり、パソコンにソフトを登録せずに使います。

また多くの場合は、インストーラーの代わりにソフト本体を圧縮した圧縮ファイルをダウンロードします。

そのためソフトを使用する前に圧縮ファイルの解凍をしなければなりません。

圧縮するとフォルダの中に様々なファイルがありますが、一般的にソフトの本体は「ソフト名.exe」という名前のファイルです。(本体をダブルクリックすればソフトを起動できます)

ポータブル図

特徴

  • ダウンロードした圧縮ファイルを解凍しないと使えない

  • ソフトをパソコンに登録しないため、自分でソフトが入っているフォルダを管理しなければならない

  • 個人制作のソフトやシンプルなソフトはこのタイプになりがち

  • 一般的にソフトを削除するときは、ソフトが入っているフォルダを丸ごと削除する

  • 一般的にアップデートするときは、最新版を導入時と同じようにダウンロード・解凍してできたフォルダを、今までのフォルダに上書きする

ストアタイプ

スマホアプリと同じように、ストア(Microsoft ストアなど)からソフトをインストールするタイプです。

インストールタイプと同じようにパソコンへ登録されるため、管理が不要です。

また大体完全に自動でアップデートもされるため、スマホアプリと同じ感覚で導入・管理ができます。

ストアの種類には、基本的な「Microsoft ストア」だけでなく、ゲームに特化した「Steam」や、有名ソフトがありコマンドで管理できる「Chocolatey」などがあります。

ストア図

特徴

  • スマホアプリと同じ感覚で導入・管理ができる

  • 使い方はインストール対応と同じ

  • 最近は有名なソフトも対応していることが多い

  • 大体はインストーラータイプと同時に配信されている

Web アプリタイプ

これはパソコンにソフトを導入せず、ブラウザ(インターネットを開くときに使うやつ)でツールを使用するタイプです。

パソコンへの導入が不要であり、web サイトを見るのと同じ感覚で起動できるため気軽に使い始められます。

アップデートなどは不要で、管理も URL をメモっておけばいいので簡単です。

Webアプリ図

特徴

  • ダウンロードした圧縮ファイルを解凍しないと使えない

  • ソフトをパソコンに登録しないため、自分でソフトが入っているフォルダを管理しなければならない

  • 個人制作のソフトやシンプルなソフトはこのタイプになりがち

  • 一般的にソフトを削除するときは、ソフトが入っているフォルダを丸ごと削除する

  • 一般的にアップデートするときは、最新版を導入時と同じようにダウンロード・解凍してできたフォルダを、今までのフォルダに上書きする

  • 基本的に通信がつながらないと、開けずに使えない

拡張機能タイプ

これはブラウザに「拡張機能」と呼ばれるツールをインストールして使う方法です。

「拡張機能」はブラウザに対応したストアから導入でき、Chrome や Microsoft Edge を使っている人は「Chrome ストア」からできます。

拡張機能の管理や削除などは全てブラウザで行います。

ブラウザに導入する都合上、このツールはブラウザ内でしか使えません。

ブラウザはパソコンの中で最も使用頻度と使用時間が長いため、拡張機能を使うことでより便利で効率的に使用することができます。

拡張機能図

特徴

  • パソコンに直接導入するのではなく、ブラウザに導入する

  • ストアが存在し導入・管理・削除が全てブラウザで完結するため比較的楽に使える

  • 「広告ブロック」や「翻訳補助」、「サイトのみやすさ改善」等便利な機能がたくさんある

  • ブラウザで管理しているというだけで、パソコン内に導入が必要という意味では「インストールタイプ」「ストアタイプ」と同じ。

最後

パソコン上でソフトやアプリと呼ばれるもの 5 種類を紹介しました。

一見大変そうに思えますが、慣れれば毎回説明を読まずともソフトを使えるようになるので、頑張ってください。

各タイプにおけるソフトの具体的な導入方法は上記の動画に乗っていますので、ぜひそちらで確認してください。